幸せに成長する歯科・医療経営の種と仕掛け~戦略思考と人間心理(感情理解)の実践的融合~

2017年5月8日

歯科・医療経営の喜びの種を育てる-3

皆さん、こんにちは。
連休はいかがお過ごしでしたでしょうか?
ジョイカレントからお送りする『幸せに成長する歯科・医療経営の種と仕掛け』。

前回のブログでは、「品質の高さ・努力の質と経営業績は比例しない。」ということをお伝えしました。
高品位なものが淘汰されてしまうという状況も、現実として起こってしまうことがあります。

なぜか??

「医療」と「医院運営」の機能を明確に、また客観的に区別して捉えることが難しいこと、また、医師は大学のカリキュラムとして「経営論」「組織論」「リーダーシップ」などの考え方に触れる機会がほとんどなく、これらの発想が希薄になりがちであることがあげられると考えています。

医療機関といえども、現在は独立採算を強く求められる時代。
そのような中にあって、「医療品質」のみでは必ずしも「患者さんに選ばれる品質」ではなくなっているということです。

民間企業と同様に、医院・クリニックを永続させるための短期・中長期の戦略的発想と計画性・実行力・洞察力・改善力が求められる時代になってきたということでしょう。

また、企業理念に挙げられるような、1院1院が「どのような医療機関を目指すのか」といったコンセプト、加えてそれに基づく具体的な活動が患者さんの大きな関心事となっているという人間の価値観の変化も影響しています。

正直なところ、まだまだこれらに対応できているクリニックは少ないのだと思います。

しかしながら、一方で、私は医療機関にこそ真に研ぎ澄まされた経営が可能であるとも感じています。

なぜなら、医療は他のどの業界にも増して「本物の品質」を追及してきた業界であるからです。
人の健康・生命に関わる仕事であることから、最も高い安心感・信頼感が必要となる業界、それが、歯科・医療の世界だと考えます。

短期的な成功であれば、未熟な技術であっても、小手先の戦術論(テクニック論)で実現することはかなり容易です。実際に周囲にもそのような例は思い浮かばれるかもしれません。
しかし、そういった事例が永続的な繁栄をすることはありません。

私は、高い倫理観、技術力、品質をもつ先生方が、「おひとりおひとりに培われてきた独自性」を磨きあげ、経営の質を同時に高めることで業界全体の最善な活性化が行われるようサポートすることがこの業界でのコンサルタントの使命であると考えています。

その一助として、このメールマガジンでは、医療機関のブランディングと永続性のある組織を作るための「単なる対処療法ではない」経営戦略についての考え方を分かりやすくお伝えしたいと考えています。

しかし、「戦略」(「戦術」「戦闘」)を把握するだけでは、実際にはうまく機能することは稀なことです。

これらを具現化し、成長させるためには「エネルギー」が必要となるからです。
歯科・医療の業界にとってのエネルギー、それは「人」や「組織」に他なりません。

次回は、成長の原動力となる「人・組織」についてお伝えします。

どうぞ、お楽しみに!