幸せに成長する歯科・医療経営の種と仕掛け~戦略思考と人間心理(感情理解)の実践的融合~

2017年10月30日

歯科・医療経営の喜びの種を育てる-9

皆さん、こんにちは。ジョイカレント・河原田喜義です。
日ごとに秋が深まり、紅葉の美しい季節にました。

さて前回は、「自分が本当に望む結果(=アウトカム)は何か?」を常に念頭におき、その状態をキープすることが大事という話をしましたが
そのなかでも特に経営者として意識をしておくことを3つお話しします。

 1) 感情が求める劇的な変化を期待するのではなく、1ミリの変化を重視する

 2) 感情をマネージメントするために、
    「自分 対 自分」「自分 対 他者」のコミュニケーションの質を高める

 3) 一流になるために、「アウトカム」をサポートする
    ネットワーク・環境を整備する

感情だけが作りだしたアウトカムをもとに行動してしまいがちな私たちは、
劇的な変化を期待し、「特効薬」を求めてさまざまなセミナーに出たり、
教材を入手したりというアクションを熱心に繰り返してしまいがちです。

しかし、忘れてはならないのは、あなたの成長はこれまでに得られた経験や成果に支えられているものであり、
一瞬のうちに劇的に変化できるような安っぽいものでは決してないということ。
見えない小さな変化の積み重ねが、大きな変化となって現れることになるのだということです。

劇的な変化を期待して行動を起こそうとする人は、仮に一時的に大きな変化を遂げたとしても、
時間の経過とともに、その変化の量も急速に落ちていくことが多いものです。
これはその劇的な変化の本質が、
「自分で満足や快感を得たい、感じたいと願う変化への期待」であるためです。

感情だけに任せた変化は、いずれその感情の変化(多くの場合は傲慢・怠惰などがもたらすモチベーションの低下)とともに元の状態へと戻る傾向にあります。
一方で、本当に幸せで効果的な変化とは、自分自身で実感できることは、実は少ないものです。
しかし、この変化が起こっていることは、往々にして自分以外の周りの人(外部)から「変ったね」「見違えた」といった変化を示すフィードバックがあることで気づくことができます。
ゆっくりとした変化は自分では気がつきませんが、最も効果が高い変化です。
なぜならば、その変化が自身の「一部」、血となり骨となり肉となっているものだからに他なりません。
このゆっくりとした変化こそが、「1ミリの変化」です。

たとえば、桜の花も長い冬の間を通じ、幹の中でその美しい色をゆっくりゆっくりと育んでいます。
春に花を咲かせるために、夏に地道に葉を広げ、太陽の力や空気中の酸素、大地の水や養分をしっかりと吸収し、
秋・冬を通じてあの淡い色素を作り出して、春、きれいな花を咲かせるための細々とした準備をたくさんしています。
大きな変化のために、1つ1つの細かな変化をしっかりとこなし続けているのです。
きれいな花はその成果の1つにすぎません。

こうしたアウトカムを成し遂げるための小さな変化は、実は周囲から気づかぬうちにもたらされることも多々あります。
自身のアウトカムを実現するためには、 「人」との関わりを通じて、客観的な視点と視野を広げること必要になるのです。

次回は、「1ミリの変化」をアウトカムに発展させる他者との関わりについてお話しします。
どうぞお楽しみに。