幸せに成長する歯科・医療経営の種と仕掛け~戦略思考と人間心理(感情理解)の実践的融合~

2018年12月1日

歯科・医療経営の喜びの種を育てる-20

皆さん、こんにちは。ジョイカレント・河原田喜義です。
今年もいよいよ残りわずかとなってしまいました。一年がたつのは本当に早いですね。

さて、前回は「相手と一連のマッチングを行い続けること」=”ペーシング”によって、
あなたという存在が相手に与える影響力が大きくなるとお話ししました。

今回は、相手との関係性が悪くなる「本当の理由」について、お話します。

相手との関係性が悪くなる、例えば喧嘩をした時はよく、
「意見の相違」だと言われますが、
本当の理由は別であることがほとんどです。

たとえば、それを体感するためのロールプレイングとして
「Yes ミスマッチ」「No マッチング」という掛け合いをしてみるとよいかと思います。

例えばあなたが、ゴルフに触れたことがないとしましょう。
そして、相手が「いやぁ、ゴルフって本当に面白いですよね!」
と話しかけてきたとします。

その時に、「Yes ミスマッチ」のパターンで相手に返事をすると、
「ええ、面白そうですよね。(YES)
でも、私はどちらかというとテニスの方が好きなんですよね。(ミスマッチ)」

との内容になります。
相手の立場になると、この返事にどのような印象を持ちますか?

一方、「No マッチング」のパターンで相手に返事を返すとすると、
「私はゴルフに関心がなくテニスばかりしてるんです。(No)
ですが、あなたがとても楽しそうにお話してくださるので、
自分でもゴルフはじめてみたくなりました。(マッチング)」

となります。いかがでしょう?
どちらのが、言われて心地よく感じますか?
おそらく、前者の「Yes ミスマッチ」のパターンでは否定された印象のみが頭の中に残るのに対し、
後者の「No マッチング」のパターンの方では、好印象でかつ、
WIN-WINの場ができるのを感じられるのではないかと思います。

ここで何を示したいかというと、人間関係の悪化の原因は
「考え方や意見の相違」ではなく、
「感情のぶつかり合い」によるものであるということです。

意見が対立する場合であっても、ペーシングを効果的に活用することで、
相手とのラポールが形成可能であるとともに、感情のぶつかり合いによる、
不要なトラブルを避けることができるということも、
非常に大切な視点かと思います。

次回のお話では、マッチングの連続である「ペーシング」を実際どのように行っていくのか、
ご紹介したいと思います。

どうぞお楽しみに。