幸せに成長する歯科・医療経営の種と仕掛け~戦略思考と人間心理(感情理解)の実践的融合~

2019年4月1日

歯科・医療経営の喜びの種を育てる-24

皆さん、こんにちは。ジョイカレント・河原田喜義です。
春は何かと、新しいことに挑戦したくなる季節ですね。
クリニック経営について、新たな戦略を練られている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

さて今回は、「共通項」である感覚器官(五感)の使い方の違いを観察することで、
その人の世界観を理解するポイントをお伝えします。

自分のフレームを超える力 ~キャリブレーション~
【1.基本的なパターン認識を身につける②】
頭の中で考えていることや感情の変化は、
基本的に体を使った表現に現れることが知られています。
最も観察しやすい変化は、以下です。

・ 姿勢や動作の変化(身振り手振り、体の動き、顔の動き)
・ 表情の変化(目の動き、まばたき、皮膚の色、しわ、こわばりなど)
・ 声のトーンの変化(緊張による震え、重低音、激しい変化など)
・ 声のスピードや間の取り方の変化(早口、ゆっくり、言葉と言葉の間に空白の時間を取るなど)
・ 呼吸の変化(胸の浅い動き・深い動き・停止など)

これら1つ1つの細かい変化を、対面している瞬間に捉えると同時に、
相手の変化や反応から引き起こされる「自分自身の感情や態度、考え方の変化」に気づくことが、観察のスタートラインです。

実は、これらの体を使った表現には「日常でどの感覚をよく使うか」という点で、
コミュニケーションの取り方やものごとの理解・判断の仕方にも特徴が見られるのです。

たとえば、「視覚」を優位に使う人は、
・言葉の端々に「黄色い声援」「明るい未来」などの色彩に関わる言葉や、
  「先が見通せる」「~のように見える」といった視覚的な表現が多々見られる
・何かを記憶する時はイメージにして覚え、それを表現する時には視覚的な表現をする

などの特徴があります。
視覚優位の人のコミュニケーションの特徴としては、見かけ・外見を重視する、イメージを元に
話をするので伝えたい情報量が多くなり早口、気持ちが色んな映像に飛びがちで言葉で出された
指示は記憶に残りにくい、結果がイメージできなければモチベーションがあがらない
などがあります。

「聴覚」を優位に使う人は、
・言葉の端々にも「テンポが悪い」「リズムが合わない」「うるさいファッション」など
 音調や聴覚的な表現が多々見られる
・言葉を大切にして理論的であり、聞いて学習することが得意

などの特徴があります。
聴覚優位の人のコミュニケーションの特徴としては、声の調子や言葉に反応しやすく、電話で
話をするのが好き、雑音があると集中できない、論理的であると同時にウンチクが多い(権威
に弱い)
などがあります。

「身体感覚」を優位に使う人は、
・言葉の端々にも「まったりした空気」「おいしい話」「場が重い」など
 視覚・聴覚以外の感覚的な表現が多々見られる
・体験や体を使うことでものを覚えるのが得意

などの特徴があります。
身体感覚優位の人のコミュニケーションの特徴としては、感触や触れ合いに興味を示しやすい、
声のトーンが低く落ち着いてゆっくり話す、早口でいっぱい話をされると情報を処理しきれない、
1つのことをゆっくりと余裕をもって進めるのが好き
などがあります。

これらは、その時々においての状況や役割によっても変化するため、人間のタイプ分類をするものではありません。
「今現在の情報」として観察し、相手の考え方や行動にペースを合わせることが必要です。

コミュニケーションを意識しはじめた初期段階では、観察できる「共通的なパターン」を認識
することを行い、それが身に着くに従って、相手の個々の個性をスムーズに自分の中で理解できるようになってきます。 

次回のお話では、一致と不一致のサインについて、
お話したいと思います。
どうぞお楽しみに。